
チュウハイの原型とも言える通称「ボール」
私は元々は根っからの日本酒党だったのだが、
コイツを知って以来、ここ数年はこればかり飲んでる。
下町は電気ブラン&ビール、ホッピーなど数々の飲酒の歴史を作り上げてきた。
そしてウイスキーハイボールが高価で飲めない墨田区の庶民が編み出したのが、
この「焼酎ハイボール」だ。
日本全国でもこの現在のチューハイの元となったこいつを飲めるのは
(千葉の一部を含む)東京下町の限られた大衆酒場ぐらいのもので、
都心や西東京では滅多にお目にかかれないため、
西東京から下町へわざわざ遠征してくる人も多い。
下町大衆酒場ではビールなどの他の酒などほとんど頼まず、
皆、口をそろえて「ボール」の連呼だ。
焼酎ハイボールを短縮して酎ハイなのだ。
無色透明な一般的な「酎ハイ」と区別して、
この琥珀色の元祖下町酎ハイを「ボール」と言うことが多い。
メニューに両方を揃えている店もある。
氷が貴重だった時代の名残か、薄まることを嫌ってか、氷は入れず、
焼酎&エキス&炭酸は(ついでにグラスも)冷やされていることが多い。
店で「氷入れて!」なんて言おうものなら、
「不味くなるわよ?」なんてお叱りを受ける場合も。
水のような薄まったチューハイと違い、
この「ボール」は強烈に強いのも特徴的だ。
そして炭酸は地元酸の業務用炭酸だ。
一般に売られている炭酸より炭酸が強かったり、
気泡が大きかったり、キメが細かかったりいろいろだ。
我が家では松戸産の「ニホンシトロン」という、
気泡大きめで炭酸強烈な業務用を仕入れている。
空瓶を返すと、一本十数円。
エキスは店独自の物が通常だが、
一般庶民のためにそのエキスが売られている。
それが「天羽の梅」だ。
このエキス、かの「タモリ倶楽部」でも特集されたほどの逸品。
焼酎は下町では三重の宮崎本店 亀甲宮
通称「金宮」というものが使われることがよくあるが、
安い甲類焼酎であれば何でも良い。
庶民の味なのだから、チープなもので良いのだ。
配合は 天羽の梅1 : 焼酎2 : 炭酸3 + レモンスライス 1枚
ぜひお試しを!
で、オチですが、血液検査で肝臓引っかかりました・・・(涙)

